2011年10月27日木曜日

琳ルートのディレクション完了

琳ルートのディレクションがついに完了しました。というわけで、最後から2番目のヒロイン絵の振り返りをしましょう。



琳の絵はRAITAのオリジナルデザインから大きくかけ離れることはありませんでした。その楽な姿勢に彼女の性格が表れています。おおざっぱに切った短い髪形は、これまでの琳の過去のプロトタイプデザインのほとんど、そして最終的にゲームで採用されたイラストでも見ることができます。Kamifishが琳ルートの絵師として参加したことで、彼女の非常に美しいラインワークとスケッチの才能によって、当初から琳のデザインは非常にぶれの少ないものになりました。

RAITAの絵に比べて最も顕著な二つの違いは、琳の髪型がおかっぱからぼさぼさの短髪になったことと、スカートがズボンになったことです。最初の変更は2008年に現在の絵師の大半 - Moekki, Weee, Gebyy, Kamifish - が揃って、新しいキャラデザインに取り掛かり始めた後のことでした。このころ、Auraは絵師たちに、琳の外見に磨きをかける一番いい方法を考えつくという課題を出しました。絵師たちがそれぞれ、木にもたれかかって眠る琳の絵を描くというものです。琳なら自然にやりそうだと思われる行動を描くことで、彼女の行動にもっともふさわしいデザインが生み出せるというわけです。結果的に、Weeeのイメージからいくつかの要素が琳の外見に組み込まれました。後頭部の髪はすこしぼさぼさした感じに外に広がり、耳が見えるように前髪と後ろの髪が分離されました。

琳の制服がブラウスとスカートから男子の制服シャツとズボンに変更されたのは、基本的に彼女にとっての実用性の問題です。琳は足で絵を描くので、ズボンを着ていれば下着を見られることがない、という単純な話です。ブラウスが男子用シャツに変わったのは主にズボンに合わせるためという外見上の理由です。ちなみに琳は普段、靴よりもサンダルを履きます。ものを動かしたりつかんだりするためにすぐに足を出せるのと、裸足になるために足を汚すのを避けるためです。琳の衣類について「でも琳はどうやって……」で始まるその他の質問については、今でもその答えは「笑美」です。

以上、琳のイラストでした。近日公開予定の、最後のヒロイン・静音の振り返りをお楽しみに!

 - Suriko

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